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林ぶどう研究所のオフィシャルショップです。


こんにちは。林ぶどう研究所 代表の林慎悟です。
私は岡山県出身で、現在も温暖で比較的雨の少ない岡山でぶどうを栽培しています。
私の地元は「マスカット オブ アレキサンドリア」の発祥の地で昔ながらの木造の温室等も残っています。
民間で研究所といった屋号は珍しいと思いますが、私はぶどうの栽培以外にも、ぶどうの品種改良を行っています。
代表品種には「マスカットジパング」などがあります。
この品種は、TBSの「嵐にしやがれ」などでもご紹介いただいた新品種のマスカットです。
私は品種改良を通じて、栽培環境の変化に対応する品種を産み、多様性・食の楽しみを維持していきたいと考えています。

もともと実家が農家であったのですが、学生の時は工業系の勉強をしていました。
高校から勉強していく中で、なんとなく数字に弱いことは感じていたのですが、自分には向かないと感じ、改めて畑を振り返って見た時に、農業の可能性を感じ、これからは農業をやろうと始めました。

【植物も人間と同じ】
農業を始めたばかりの頃は、農協のマニュアルにある栽培方法に少し工夫をする形で、知識の少ない私は、勉強と実践を合わせて行ってきました。
畑では、頻繁に虫や病気の被害が多く、農薬を散布してもなかなか治まらず、何が原因なのか、また防ぐ方法はないのかと考えていました。
ふと、視察先の農園で土の感じの違いに気が付きました。特別な事をしているようには見えないのに、非常に柔らかい土の表情にどのような栽培をしているのかと、話を聞きました。

「自分が食べると思って、肥料や農薬を考えている」

成程と思いました。口に入る事もそうですが、植物も人間と同じで、与えるものを吸収(食べて)して生きています。
その出会いから、肥料、農薬を見直し、環境を整え、葡萄の樹を一人の従業員と思って管理しています。